「Webライターの在宅求人を探しているけれど、『未経験OK』の仕事は単価が安すぎて稼げなそう……」
そんなふうに悩んでいませんか？
この記事では、副業Webライターとして月10万円を稼いでいる私が、実体験をもとに失敗しない求人の探し方を解説します。
- 完全未経験で「高単価・在宅」の求人を探すのはハードルが高い
- 大学生なら「長期インターン」、社会人なら「スクールか独学」でまず経験を積むのが近道
- ある程度書けるようになったら「Indeed」などで直契約の案件を狙うのがおすすめ
未経験で「高単価×完全在宅」の求人はあるの？
結論から言うと、スキルが全くない状態で、条件の良い在宅求人を見つけるのはとても難しいのが現実です。
「Webライター やめとけ」「Webライター ひどい」という検索ワードが出てくるのは、スキルなしで飛び込んだ結果、文字単価0.1円〜0.5円のような低単価な案件で消耗してしまう人が多いからなのです。
採用する企業の目線で考えてみましょう。
顔の見えない在宅ワークで、文章が書けるかどうかもわからない人に、高い報酬を支払うのはリスクがありますよね。
だからこそ、良い求人に応募するためには、まず「私は書けます」という証明を作ることが大切です。
急がば回れ！まずは経験・スキルを身につけよう
では、どうやってその証明を作ればいいのでしょうか。
私のおすすめは、現在の立場に合わせて「学ぶ場」を選ぶことです。
大学生なら「長期インターン」が最強
もしあなたが大学生なら、企業の長期インターンシップに参加することをおすすめします。
私も大学2年生のときに長期インターンを始めました。
そこでプロの社員さんから、SEO（検索上位に表示させる技術）やワードプレスの使い方、社会人としての基礎を徹底的に教えてもらえたのです。
お金をもらいながらWebライティングのスキルを学べるので、学生にとっては最高の環境だといえます。
社会人なら「独学」か「スクール」
すでに社会人の方は、時間の確保が難しいかもしれません。
その場合は、本や動画で独学するか、Webライティングのスクールを活用してスキルを身につけるのが近道です。
「未経験OK」の安すぎる案件で消耗するよりも、最初に数ヶ月だけ勉強してスキルをつけたほうが、結果的に早く稼げるようになります。
Webライターの在宅求人、どこで探すのが正解？【3つのルート】
ある程度の知識がついたら、いよいよ求人探しです。
Webライターの仕事を探す場所は、大きく分けて3つあります。
それぞれの特徴やメリット・デメリットを整理しましたので、自分のレベルに合った場所を選んでみましょう。
| 探し方 | おすすめ度 | 難易度 | 単価 | 特徴 |
| ①求人検索エンジン | ◎ | 中 | 高 | 手数料なしで高単価を狙える。 長期契約につながりやすい。 |
| ②クラウドソーシング | ◯ | 低 | 低〜中 | 未経験でも仕事が見つかりやすい。 ただし手数料が引かれる。 |
| ③SNS・直接応募 | △ | 高 | ピンキリ | 掘り出し案件がある一方、トラブルの見極めが必要。 |
①求人検索エンジン（Indeedなど）
私が一番おすすめしたいのが、Indeed（インディード）などの求人検索サイトを使う方法です。
実は私も、長期インターンを辞めたあとにこの方法を使い、文字単価1.8円という好条件で契約を結びました。
ここでのポイントは、検索窓に入力するキーワードです。
狙い目の検索ワード：「Webライター 業務委託 在宅」
「アルバイト」ではなく「業務委託」という言葉を含めるのがコツです。
アルバイトだと時給制で拘束されることが多いですが、業務委託なら成果報酬型で、より自由な働き方ができる傾向にあります。
また、クラウドソーシングのようにシステム手数料（報酬の約20%など）が引かれないため、手取りの金額が多くなるのも大きなメリットといえるでしょう。
②クラウドソーシング（初心者への入り口）
クラウドソーシングは、「クラウドワークス」や「ランサーズ」「ココナラ」といった、仕事をお願いしたい人と探している人をマッチングさせるサイトです。
- メリット：
「未経験歓迎」の案件が非常に多く、登録したその日から仕事に応募できます。仮払いシステムがあるため、未払いトラブルが起きにくいのも安心材料です。 - 注意点：
誰でもできる仕事は単価が非常に安いです。また、システム手数料がかかるため、稼いだ額のすべてが手元に残るわけではありません。
まずはここで1〜2件の実績を作り、仕事の流れを覚えるための「練習の場」として活用するのが賢い使い方です。
③SNS・メディア直接応募（中級者向け）
X（旧Twitter）で「ライター募集」と検索したり、自分がよく読んでいるWebメディアの運営会社へ直接メールを送ったりする方法です。
- メリット：
間に仲介業者が入らないため、高単価な案件が見つかることがあります。 - 注意点：
契約書を自分で交わす必要があるなど、自己責任の範囲が広がります。中には怪しい勧誘も混ざっているため、企業の信頼性をしっかりと見極める目が必要です。
初心者のうちは②クラウドソーシングで「仕事の実績」を作り、慣れてきたら①Indeedで手数料のかからない「直契約」の仕事へステップアップする。
これが、私が実践した最も効率よく収入を伸ばすルートです。
「Webライターはやめとけ」と言われる理由と回避策
これからWebライターを始めようとしてGoogleで検索すると、「やめとけ」「ひどい」「稼げない」といったネガティブな言葉が出てます。
ここでは、なぜWebライターが「ひどい」と言われてしまうのか、そしてどうすればその状況を回避して会社員並みに稼げるようになるのか、私の経験をもとに解説します。
なぜ「ひどい・稼げない」と言われるのか？
多くの人が「Webライターはやめとけ」と言う最大の理由は、「低単価な案件で消耗しきってしまうから」です。
未経験でスキルがない状態だと、どうしても以下のような案件を選んでしまいがちになります。
- 文字単価が0.1円〜0.5円と極端に低い
- 「誰でもできる」単純な文字入力や感想文
たとえば、文字単価0.1円の案件で3,000文字の記事を書いても、報酬はたったの300円です。
慣れないうちは書くのに3時間かかることもありますから、時給にすると100円。「これならコンビニでバイトしたほうがマシだ……」となって挫折してしまうのです。
つまり、「やめとけ」と言われるのは、「スキルのいらない領域で戦い続けているから」だといえます。
消耗しないためのスキルの重要性
では、どうすれば「やめとけ」と言われる状況を回避できるのでしょうか。
答えはシンプルで、「誰にでもできる仕事」から卒業し、「あなたにしか頼めない仕事」をするライターになることです。
私は長期インターン時代やその後の活動を通じて、ただ文章を書くだけでなく、以下のスキルを身につけました。
- SEO知識（Google検索で上位に表示させるための構成作り）
- WordPress（記事をWebサイトに直接入稿・装飾するスキル）
- AI活用・プロンプト設計（AIを使って執筆効率と質を高める技術）
クライアント（発注者）は、ただ文字を埋めてくれる人ではなく、売上や集客に貢献してくれる人を探しています。
「SEOを意識して構成から作れます」「WordPressへの入稿まで任せてください」と言えるようになると、ライターとしての価値は一気に跳ね上がります。
実際、私はこれらのスキルをアピールすることで、フリーランス転向後すぐに文字単価1.8円の契約を獲得し、月に10万円ほどの副業収入を得られるようになりました。
未経験でも採用されるための応募のコツ
採用する側（クライアント）の心理を理解し、正しい準備をすれば、未経験でも採用される確率はグッと上がります。
ここでは、私が実際に案件を獲得するために意識していた、3つの具体的な戦略をお伝えします。
ポートフォリオを作ろう
応募するときに一番困るのが「ポートフォリオ（過去の作品集）を見せてください」と言われたときです。
未経験なのですから、過去の仕事なんてあるわけがありませんよね。
しかし、ここで「ありません」と答えてはいけません。仕事の実績がないなら、自分で作ってしまえばいいのです。
一番のおすすめは、自分でブログを開設し、それをポートフォリオとして提出することです。
無料のブログサービスでも構いませんが、できれば「WordPress（ワードプレス）」を使ってブログを作ってみてください。
なぜなら、Webメディアの多くはWordPressで作られているからです（本記事もWordPressで制作しています）。
「自分のブログで記事を書いています」と言えれば、文章力だけでなく、「WordPressが使える」というスキルの証明にもなります。
これは、採用担当者にとって非常に魅力的なポイントになります 。
提案文で初心者と名乗らない
クラウドソーシングや求人サイトで応募するとき、提案文の冒頭でこんな書き方をしていませんか？
未経験ですが、やる気はあります！一生懸命頑張りますので、よろしくお願いします。
実はこれ、一番やってはいけないアピール方法です。
クライアントがお金を払って求めているのは「熱意ある初心者」ではなく、「仕事を完遂してくれるプロ」だからです。
「未経験」という言葉は、自分を守るための言い訳に聞こえてしまうことがあります。
嘘をつく必要はありませんが、わざわざ自分を下げる必要もありません。
「初心者です」と書く代わりに、「これまでの経験で貴社にどう貢献できるか」を書きましょう。
「執筆以外」の面倒な作業を巻き取る
ライターの仕事は、文章を書くだけではありません。
実は、発注者は執筆の前後の作業（構成作り、画像選定、入稿作業など）に時間を取られて困っていることが多いのです。
Sier（システム開発会社）で働いているとよくわかりますが、クライアントは常に「業務を効率化したい」と考えています 。
そこで、応募の際にはプラスアルファの提案をしてみましょう。
- 「WordPressへの直接入稿も対応可能です」
- 「アイキャッチ画像（記事の表紙）の選定も行います」
- 「AIツール（ChatGPTなど）を活用して、効率よくリサーチを行います」
「書くだけの人」はたくさんいますが、入稿などの面倒な作業までやってくれる人は貴重です。
特に、私が学んだAI活用やプロンプト設計のスキルは、今の時代、強力な差別化要素になります。
これらをアピールに盛り込むだけで、採用担当者の目は間違いなくあなたに止まります。
この記事のまとめ
Webライターの在宅求人は人気が高く、未経験から好条件の案件を見つけるのは簡単ではありません。
しかし、正しい手順を踏めば、私のように文系出身でも、会社の給料とは別に月10万円の収入を作ることは可能です。
最後に、この記事で一番伝えたかった「稼げるライターへのロードマップ」を振り返りましょう。
- 甘い言葉に騙されない
「未経験でも楽に稼げる」という求人は危険です。まずは実力をつけることが、遠回りのようで一番の近道になります。 - 自分に合った場所で学ぶ
大学生なら長期インターン、社会人ならスクールや独学を選びましょう。最初の数ヶ月を学びに投資することで、その後の単価が大きく変わります 。 - 「業務委託」で検索する
ある程度書けるようになったら、Indeedなどの検索エンジンで「Webライター 業務委託 在宅」と検索してみてください。手数料のかからない直契約の案件を選びましょう。 - 「強み」を提案する
応募の際は「初心者です」と言わず、ブログやポートフォリオを見せて何ができるかを伝えましょう。
今の仕事や将来に不安を感じているなら、今日から小さな一歩を踏み出してみませんか。
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